夏の日差しと輝く緑の中で
ニセコに短い夏が来た。世界的には冬が圧倒的に人気でこの時期はオフシーズンの気配が漂うが、この時期にしか楽しめない自然や味覚があふれ、夏のニセコもまた魅力的だ。
楽 水山ではお香が清々しい香りを放ち、ロビーは涼やかで静謐な空気をたたえている。
一角にはスタインウェイのグランドピアノ。窓からの景色が写り込むほど漆黒に光り輝き、弾き手を待っているように静かに存在している。
時折、ピアニストと声楽家を招いて宿泊客のためだけにささやかなロビーコンサートが開かれる。透明感のある歌声とピアノの美しい調べがロビーに響き渡り、ニセコの空に吸い込まれていくよう。プライベート感あふれる贅沢な演奏会だ。宿泊客にも自由に触れてもらえる。ピアノを習っている少女が嬉しそうに弾く姿に笑みがこぼれる。「スタインウェイに逢いに来る」というピアノ好きなリピーターも。
到着したゲストにはロビーでウェルカムドリンクとお着き菓子を供するが、この時期はテラスを開放。隠れ家的なプライベート空間のウッドデッキに、余市産シードル、道産ワイン、ビール、ソフトドリンクなどを豊富に用意して、こちらでもウェルカムドリンクを楽しめる。夏の日差しの下、羊蹄山を望む景色を眺めながらゆっくりとグラスを傾けると、旅の疲れがアルコールと共にふわりとほどけていく。解放感と非日常に満ちたくつろぎのひとときだ。


楽 水山ではすべての客室に四季を表す色の名前が付けられている。全18室のうち今回は夏の部屋の「薔薇(そうび)」を紹介。日本の伝統色でもある薔薇は、赤を主体にわずかに青を混ぜた落ち着きのあるピンク色だ。西洋のローズカラーより控えめで和寄りの色味が特徴。平安時代に既に使用されていた色で「枕草子」「古今和歌集」にもその名が記されている。古くから日本人の生活に根付いている。柔らかな印象と上品さを加える色として多くの人々を魅了し続けている。
室内は、天井が高く広々とした空間に、道内作家のものを中心としたアート作品が飾られている。部屋名に合わせて薔薇色をワンポイントに使った作品が目に鮮やか。木の温もり溢れる中に彩りを添えている。
部屋に用意されているのは、札幌の人気店「ショコラティエマサール」のウェルカムショコラ。楽 水山オリジナルの「ゆり根ショコラ」が木箱に納められている。甘さ控えめのチョコレートの中にゆり根のペーストが詰まっている。滑らかでほんのりと和を感じさせる味わいの中に刻んだゆり根がアクセントを奏でる。コーヒーブレイクのお供に、夜はワインにも合わせたくなる。
楽 水山では部屋ごとに浴室の意匠が異なり、薔薇の浴槽は石造り。天井まで届く大きな窓からは緑豊かな風景と遠くに羊蹄山が見える。夏は窓を開けて吹き渡る風を頬に感じながら源泉かけ流しの湯に身を預ける。刻一刻と表情を変えていく風景を眺めながら全身で感じる解放感は格別だ。


楽 水山ではお香が清々しい香りを放ち、ロビーは涼やかで静謐な空気をたたえている。
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雪深いニセコにも、春の気配が感じられるようになってきた。雪が徐々に溶けてゆくと土の香りとともに小さな芽が顔を出しているのに気づく。
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雪の夜、嗜好を重ねる夕餉
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囲炉裏のぬくもり
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お迎えの一服と秋のお着き菓子
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2月4日に立春を迎えました。
まだまだ雪深いニセコですが、暦の上では「春」です。
羊蹄山の山懐風情を、春夏秋冬、動画でお届けします。
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根雪がきれいに溶け、川の水が豊かに大地の緑を濃くします。
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楽 水山に、二度目の春がやってきた。
羊蹄山の雪が解けだし、山懐の地表が水を吸い込んでいくと、ゆっくりと緑が広がってゆくのだ。
山頂の残雪と草花のコントラストがある季節は、少し冷たい風も心地よい。
四季の移ろいがはっきりしている日本の気候の中でも、ここ北海道の寒暖差がもたらす四季はその輪郭をくっきりと際立たせる。楽 水山を囲む原風景も、四季折々の自然の彩りをおもてなしに映してお客様をお迎えしているのだ。
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ニセコ樺山の里には雪がしんしんと降りながらも、2月に感じることは、陽の光がやわらかくあたたかくなってきたことだ。極寒の地で生きる命たちが、ささやかに春を知らせている。その足音に耳を澄ませ、料理へと紡ぎ上げる一皿だ。
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ここニセコに降る雪は「パウダースノー」と呼ばれ、雪に触れてみると水分を感じることもなく軽いのだ。溶けずにさらさらと手のひらからこぼれていく。ゆっくりとした時間が流れる里山の暮らしは豊かで、凛とした冬はなおのこと気持ち良い。少し長い滞在で、雪のある暮らしを愉しみたい。
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日本は温泉資源に恵まれ、古来から独特の湯治文化がある。
長い滞在を通し、温泉の効能で心身を整えていく保養・療養の原型とも言われているのだ。
ニセコの大地は雪に覆われ深い眠りにつく。しかし、眠っているかのような冬でも旬を迎える食材も豊富にある。冬の献立の数々が織りなす料理の魅力を存分に愉しみたい。
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北海道に秋が訪れた。晴れた日でも頬をなでる風は冷たく、日に日に夕暮れが早まってくる。しかし、秋は「実りの秋」というだけあって種類豊富な食材が収穫期を迎え、恵みをもたらしてくれる。
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鉄板焼きで味わう秋の食材。
「素材を見る」、「焼く音を聞く」、「香ばしさ」、「旨味」、「触れる」五感を刺激する料理。
人類は古代より調味料として、食品を保存するための手段として「発酵」という技法を育んできた。日本最古の調味料といわれる酢をはじめ、日本の食に欠かせない醤油、味噌、みりんは発酵調味料だ。いずれも昔ながらの日本の味、日本人の原点の味だ。
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ニセコは一気に緑が深くなってきた。
北海道らしい食材があふれる季節の到来だ。
悠久の時の流れの中で、密やかに育まれてきたニセコの自然。その力によって生まれる折々の表情の変化の積み重ね、幾千幾万の繰り返しの果てに創り出され、今に至るニセコの風景。羊蹄山とアンヌプリの二山を望み、ニセコの大自然と融合した趣深い里山の情景に溶け込む「楽 水山」。
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手つかずの雄大な自然と、そこに暮らす人々のささやかな営みが作り出した風景が融合する後志しりべし地区やニセコの風景。
圧倒的な自然の力によって生み出される四季折々の表情は、見る人を魅了し感動をもたらす。